その1:ファーストコンタクト
トルナードの3気筒エンジンに火を入れて走り出した。幾つかのコーナーを確かめるように慎重にクリアしながら感じた「不思議な感覚」。

それはフロントタイヤを含めたフロント回りの安心感だった。トルナード最大の特徴として語られるのはリアに2基の電動ファンを持つ独特のクーリングシステムであることは言うまでもない。しかし、そのクーリングシステムは、ただ物珍しさで採用された訳ではないということが、幾つかのコーナーをクリアした時点で確信となった。
その2:ハンドリング
フロント回りに「安心感」を強く感じる。
「安心感と」書くと「鈍い?」とか「重い?」などというイメージを与えそうだが、
ちょっと違う。ハンドリングは非常に軽快でありながらしっかりと落ち着いている。
フロントタイヤにしっかりと仕事をさせている印象と言えば解り易いだろうか?
RSに装備されるハイスペックなフロントブレーキとフォークはコーナリングを
積極的にリードしてくれる。ドゥカティのようなリアタイヤをしっかりと意識して
操作する乗り方とは対照的な性格と言える。
両輪にしっかりとした手応えを感じながらコーナーをクリアするのは安全で
なおかつ速い。クーリングシステムも独創的だが、ハンドリングも
他の何者にも似ていない独特のフィーリングを持っていると言える。
その3:エンジンフィールと音
まだ馴染みの薄い3気筒エンジンは「独特」の一言に尽きる。
4気筒のようなスムーズさとツインのようなトルク感を持っているが、
やはり魅力は高回転域での荒々しいフィーリングとパワー感。
その振動と高らかに吠える排気音は刺激に満ち溢れている。
絶対的な出力は国産4気筒に及ばないかもしれないが、操る満足感
においては世界最高峰と言い切ってしまっても大丈夫であろう。
一度味わってみることを是非おすすめしたい。
続く