「ビクスク」とは呼ばないで
排気量の大きい「ビッグスクーター」が街中を走り回る姿を良く見かけるようになった。マフラーを交換したりパイプハンドルを付けたりなど様々なカスタムが施されて、「ビクスク」というジャンルがすっかり定着したようにも思える。
ギアチェンジが不要で荷物も沢山載せられるスクーターは通勤やレジャーには最適で、気になっている方も多いことだろう。しかしながら、4輪のミニバンが「強面系」が主流なことに倣って国産ビックスクーターも全体的に威圧感があるフェイスやシルエットを持っていることに抵抗感を覚える方の声を良く聞く。そんな方のためにあるのがイタリアンスクーター(強引?)、今回ご紹介するアトランティックは派手さはないものの、良くまとまった大人向けデザインで人気を博している。
派手さはないが・・・
横からのスタイリングはテールが下がっていることで、威圧感を全く感じない。しかし、そのスタイリングとは裏腹にこのバイクの大きな特長は「走り」。ピアジオ製の250ccエンジン「クォーサーユニット」は非常に良く回り、パワフルに加速する。国産250ccスクーターに比較すると良い意味で硬質な振動を感じさせ、「ヴァーン」という威勢の良いエンジン音を聴かせて伸びやかに加速する。このあたりのパワー感やエンジン音などはさすがにイタリアンらしい味付けだと言える。
走る楽しさがある
足回りも威勢の良いエンジンに見合ったものが与えられている。前後ホイールは13インチでディスクブレーキと前後連動ブレーキも装備する。足回りは一言で言うと「硬め」シートもフカフカではないので、最初は少し印象が良くないかもしれないが、速度域が高く、走る距離が長くなるにつれてその良さが良くわかるようになっている。コーナリングも安定感が高く、楽しめるので、通勤に使う場合は天気が良い日の遠回りに注意しなければならない。このページを作るための写真を撮るというつもりで、店を閉めて近くへ行こうとして、必要以上に遠いところまで行ってしまったことも付け加えておかなければならない。
撮影に使った車両のボディカラーは「コーストブルー」。
まさにベタなシチュエーション(笑)での撮影。
シート下にはヘルメット+αのスペースがあるので、ランチボックスでも入れて(ほか弁でも良い)、タンデムでちょこっと走りに行くのも良さそうである。セカンドバイクのつもりで買ったつもりが気付いたらメインになっていたというケースも幾つかある(笑)。
イタリア車で、高い性能を持ちながら2年間の車両保証と盗難補償までついて50万円を切るプライスを付けて来たことに「大丈夫か?」とこちらが心配してしまう。先日来店したフランス人は「ヨーロッパと値段変わらん」と言っていたので、その企業努力が伺える。
「ビクスク」ではなく「オートマティッククルーザー」とカッコつけて呼びたくなるアトランティック。マロッシ福岡には随時試乗車として置いてあるので、是非お試しいただきたい。
お問い合わせは
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